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日常 と 非日常 をつくる家
2つのボリュームが印象的なこの家は
音楽スタジオを内包する 併用 戸建住宅である。
週末 仲間が集い 音楽が奏でられる。
クライアントがかき鳴らす エレキギターの音も
防音壁の外に届くことはない。
この家は 立体的に2つの背の高いボリュームと
中央のボリュームから構成される。
中央に位置するのは
窓開口を大きく確保した LDK。
2つの背の高い閉鎖的なボリュームの内
片方のボリュームには 寝室。
片方のボリュームには 音楽室 が配されている。
静 と 動
安らぎ と 高揚
日常 と 非日常
クライアントのライフスタイルが
明快に表された住宅が完成した。
週末のゲート
長い敷地のアプローチを経て 玄関へ。
いつもは玄関扉をあけて帰宅。
週末に訪れる友人は
目の前に開けた中庭へ。
このゲートが非日常への入り口となる。
日常 と 非日常 を つなぐ場所
LDKは 日常と非日常の中間的な場所。
日常ゆっくりと過ごすこともあれば
仲間が集うこともある。
木目調のタイルをアクセントに施した壁。
茶系でまとめられたインテリア。
モダンでありながら
少しノスタルジーを感じさせるインテリア。
レコードから鳴る 温かみのある音と
よく似合う。
仲間と集うバーカウンター
対面式のキッチンにはカウンター。
音楽を演奏したあとは
ここで仲間と酌み交わす。
実用性と趣味を兼ね備えた
キッチンスペースだ。
モダンな和室
リビングに隣接する和室。
中吊りのボックスは押入
建具枠を見せないよう工夫したおさまりで
銀色のふすま紙を施してある。
生活感を感じさせない
すっきりとした和室に仕上がった。
本物志向の音楽教室
本物志向の音楽スタジオ。
ミキサーやドラムセットまでそろっている。
室内の反響をおさえる 吸音パネル。
だれに邪魔されなくことなく
趣味に没頭できる 最高の場所である。
・意匠設計 ： 河澄克典
・施 工 ： iD pluss (アイディープラス)
・竣 工 ： 2018年
・工事種別 ： 新築
・構 造 ： 木造在来工法
本住宅は 株式会社井上商会 iD pluss (アイディープラス)のプロジェクトにおいて
建築家 河澄克典が 意匠設計を担当したものです。