MMNW
デザインと機能を両立した家
某住宅メーカーの依頼により
建築家がデザインしたモデルハウス。
この家は期間限定で公開された後に
分譲住宅として販売される予定だ。
都心部を中心に住宅を提供するこの住宅メーカーは
限られた敷地の中で
いかに快適な住空間を創出できるかを追求する。
家族が集う場所として計画された
大きな吹き抜けとロフトを有するLDK。
こんな大空間でも室内は快適な温熱環境である。
全館空調を搭載したこの家は
家全体の室内温度が一定に保たれている。
大空間の実現の為には
建築家の設計チームのエンジニアが
詳細な検討を行っている。
ビル等の大きな建物の構造設計に採用される
許容応力度設計により
最高等級である耐震等級3を確保している。
分譲 第1号となるこの家は
この住宅メーカーのベンチマークとなるもので
分譲住宅の域を超えたスペックとデザイン性を
兼ね備えている。
ブルックリンスタイル
ブルックリンモダンスタイルのインテリア。
オーク材のフローリングと白い壁を基調に
ブリックタイルや黒い窓枠がアクセント。
昼間は広々明るい印象のLDK。
夜は間接照明によって また違った表情を見せる。
オープンキッチン
キッチンはオープンスタイル。
お気に入りの食器やアイテムが並ぶ 見せる収納。
キッチンは料理をするだけで無く
見て楽しく、飾って楽しい空間だ。
背面の棚は大工さんが現場でつくったもの。
キッチンは システムキッチンを造作の腰壁で囲った。
システムキッチンの機能性を確保しながら
ここにしかないオリジナルのキッチンが出来上がった。
プラスαの空間
LDKの上には もう一つの空間がある。
キッチンの脇の階段を登ると ロフトが存在する。
ロフトは LDKの中央に位置し
キッチンからもリビングからも見えるこの場所は
当面は子供の遊び場である。
時にゲストルームとなり
将来は書斎や趣味の部屋へと
ライフスタイルの変化に応じて
様々な用途に対応するプラスαの場所である。
LDKが一望できるロフト
ロフトはLDKの中央に位置し
ここからはキッチンとリビングを見下ろすことが出来る。
壁で区切ることなくつながったロフトは
LDKに広がりを与え、家族の集いを生み出す。
全館空調によって空調されたこの家では
高いところに位置するロフトであっても
LDKと同じ温度に保たれ 実に快適だ。
光が通る階段
この家を訪れて感じること
それは 広く 感じる ということである。
LDKの吹き抜け空間の他
様々な視覚的演出が施されているからだ。
階段は 蹴込板の無いもの。
蹴込板とは階段の垂直部材のことである。
蹴込板の無い階段は 視界が通り 光を通す。
書斎
素材感にあふれるLDKとは対照的に
ベットルームはシンプルなインテリア。
落ち着いたトーンの寝具でまとめられている。
ベットルームの一角には書斎コーナーがある。
程よく窪み
ダークなアクセント壁で仕上げられたここは
読書やPC等落ち着いた作業にピッタリだ。
素材感にあふれるLDKとは対照的に
ベットルームはシンプルなインテリア。
落ち着いたトーンの寝具でまとめられている。
ベットルームの一角には書斎コーナーがある。
程よく窪み
ダークなアクセント壁で仕上げられたここは
読書やPC等落ち着いた作業にピッタリだ。
モノトーンですっきりした水まわり
白、グレー、黒、ステンレスという
モノトーンカラーですっきりとまとめられた水まわり。
さりげない石目模様やタイル模様は
清潔感を保ちながら
ブルックリンスタイルとの統一感を感じさせる。
・意匠設計 : 河澄克典
・竣 工 : 2018年
・工事種別 : 新築
・構 造 : 木造在来工法