LITTLE HOUSE
「ちいさな塔の家」
ゲストを迎える玄関
この家の玄関は家のボリューム対して
少し大きめに設計されています。
ここは単なる玄関ではなく、接客スペースにもなるからです。
ベンチを兼ねたシューズボックスは
テーブルをおけばゲストとお茶を楽しむことも出来ます。
玄関扉を開けた正面には
マントルピースをイメージした花台があります。
花の好きな施主がゲストと花を楽しめるようになっているのです。
住むほどに美しさを増す家
愛着の持てる住まいとはどんなものですか。
この家パーツの数々はアンティークです。
それは以前どこかで誰かに使われていたもの。
単に古いものとは違い大切にされ、現在まで存在するもの。
新品には無い、アンティークだけが持つ経年美。
この家はそんなアンティークを住空間に上手に取り入れ
自然素材と組み合わせました。
それは使う程に美しさを増す。永く愛せる住まいとなりました。
100年前の扉
印象的な砲弾型の玄関扉は100年以上前に海外の教会で使用されていたもの。
この扉に日本製の高性能な丁番を取付して再利用しています。
コンパクトにまとめられた本物志向のキッチン
コンパクトながら機能的なキッチンは
料理人が設計したという機能と使いやすさを追求したもの。
素材はオールステンレス製。
永く使える本物志向のキッチンです。
見て楽しむ収納
家族が集うダイニングは
無垢のテーブルとアンティークの椅子が置かれています。
壁には、木造住宅ならではの壁厚を利用して
ふんだんに棚板が設けられています。
普段使いの食器や見て楽しむ食器がここに並べられています。
世界にたった一つの窓
部屋の中央にある印象的なアーチ窓。
もちろん規格品ではありません。
この家の為に特注されたサッシに
ガラス作家に制作を依頼したステンドグラスが嵌め込まれています。
室内はステンドグラスから入る柔らかい光につつまれています。
自分カラ―のベットルーム
個室はそれぞれ特別な色で仕上げられています。
それは、この部屋で暮らす人が一番心が落ち着く色です。
色だけでなく、素材にも徹底したこだわりがあります。
この壁は天然の漆喰にベンガラという自然の鉱物を混ぜて着色したもの。
調湿作用、殺菌作用のある漆喰の壁と
好きな色に囲まれて
心身ともに健康的な暮らしができることでしょう。
異国情緒あふれるパウダールーム
ベンガラ色の漆喰で仕上げられたパウダールーム。
まるで異国を訪れたかのようです。
このパウダールームは
家の北側に配置されているにも関わらずとても明るいのは
天窓から差し込む明るい光によるものです。
壁の色と光はセットです。光あってのこの壁色なのです。
この家の洗面は他にもあります。
いずれも個性的な空間に仕上がっています。
この住宅を設計したのはソフトデザイン1級建築士事務所。意匠設計は建築家 河澄克典によるものです。
ソフトデザイン1級建築士事務所は、名古屋を拠点に注文住宅や店舗の設計を行い
数々の個性的な空間を生み出しています。
「個々のプロジェクトに独自のコンセプトを見出しかたちにする」
そんな設計に対する考えは施主の価値観を反映した独自性の高い空間づくりへとつながっています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
・意匠設計 : 河澄克典
・スタイリング : きくちりえ
・実施設計 : ソフトデザイン1級建築士事務所
・施工 : 立松建設㈱
・竣工 : 2010年10月
・工事種別 : 新築
・構造 : 木造大断面工法(SE構法)